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【THE LEGALマガジンVol.22】事業承継への取組み・進め方②

2025.02.13

前回に引続き、事業承継をテーマにお送りいたします。
今回は、事業承継において司法書士が具体的にどのようなサポートを行っているのかを解説いたします。先月号にて事業承継を考える際には以下4つのような視点が必要になるとお話をさせていただきました。

私たち司法書士は、特に「経営権の承継」「財産権の承継」の領域にて法的サポートを行っております。
事業承継では、自社株式と事業用資産を後継者へ集中させることが非常に重要となってきます。

そのため、株式が資産に占める割合が大きくなるケースなどは、後継者以外の相続人にも株式を引き継がせなければならなくなるため、会社の支配権を確保できるよう種類株式を発行するなどの対策が必要となってきます。もちろん遺言書の作成なども有効な手段として対策を講じていきます。

また、事業承継は中長期的な準備・対策を講じていく必要があることから、後継者を決めかねている、後継者に十分な経験や能力が身についていないため教育期間が必要といったケースも多いです。
このような場合にも、いずれ必ず訪れる事業承継のタイミングに備え、信託などの制度を活用することも検討していきます。

事業承継は、単なる役員変更や税務面での対策を講じるだけでなく、後継者がスムーズに事業承継ができるよう私たちTHE LEGALでは会社法や民法の観点から必要となる法的サポートを行っております。

ご相談などについても、当事務所・担当司法書士へお気軽にご連絡いただければと思います。