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【THE LEGALマガジンVol.28】予防法務における契約書の重要性
2025.10.31
いつも大変お世話になっております。
司法書士事務所THE LEGALでございます。
今回は契約書の重要性について、実際にご依頼いただいた内容にも触れながらお話していきます。
なんとなく業界の慣習的なやり方がこうだからと、契約書を交わさずに普段から行っている取引、あるいは相手側から契約書を用意され、そのまま何も考えずに契約をしてしまう場面はありませんか?
【予防法務とは】
企業活動において法的トラブルに備えることは非常に重要な事項です。何か問題が起きた際に責任の所在が明確になっていないと、大きなトラブルに発展し、自社にとって不利な状況に陥るケースも多々あります。
例えば、
▶なんとなく業界のルールがこうだからと、口約束やメールだけで取引を進めてしまっている。
▶発注書のみで仕入れのやり取りを行い、そもそも契約書がない、あるいは契約内容が不明確になっている。
▶地主の方が大手企業と契約を行う際、相手から提示された契約書を使っている。または古い契約書をそのまま使っている。など
予防法務は、こうした慣習的な取引などから起こるトラブルを事前に防ぐことを意味し、その中心となるのが「契約書」です。
【契約書とは】
契約書は当事者間の合意内容を記録し、法的効力を持たせるために作成されます。
では、契約書はインターネットによくある「弁護士監修の無料の雛形」を用意している、取引先から契約書を提示されているから安心なのかというと、答えは「NO」です。
インターネット上によくある「弁護士慣習の無料の雛形」については、この契約書自体は契約書として問題はないかと思います。しかし、自社で何を「リスク管理しなければいけないのか」という部分が抜けているため、不十分です。
また、取引先から契約書を提示されたから安心というのも、実は大きなリスクがあります。それは、「相手側有利の契約書」になっている可能性があるからです。これは、契約書の内容を作成者側が決めることができるということが影響しています。

私たち専門家は、ご依頼者の状況をヒアリングし、契約書に盛り込む事項を精査していきながら、「自社有利の契約書」「双方中立となる契約書」「相手有利の契約書」という3パターンを作成します。そこから、ご依頼者とこの3パターンの事項1つ1つの内容を精査していき、現実的な落とし所を決定していきます。
【最後に】
こうした背景から、私たちは契約書の準備や契約書のチェック(パワーバランスも考慮し、場合によっては契約書内の事項の調整を打診)は必ず行うことを進めております。
基本契約書(継続取引における基本事項を定めたもの)、や個別契約書(個別取引毎の契約書)といった具合に用途に応じた形式で契約書をつくることで、事前にトラブルや紛争への対処を行うことができます。
特に、これから新たに取引を開始するタイミングはチャンスです。弊所では契約書のリーガルチェックから対応しておりますので、お気軽にご相談ください。