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【THE LEGALマガジンVol.29】司法書士の仕事って??
2025.12.09
本日は、「司法書士にどのような業務を相談できるのか、具体的にどのような業務をやってくれるのかよくわからない」という疑問について、具体的に解説していきたいと思います!
司法書士は、予防法務の専門家と言われることが多く、トラブルが起きないように、事前に登記等の法的手続きを行う専門家です。
上記の通り、土地の売買や相続発生時などには、法的に様々な手続きが必要となります。もちろん、これらの手続きはご自身でも行うことが可能です。しかし、実際には手続きが複雑であったり、適切な対処ができないケースがほとんどです。そのため、私たち司法書士は「法律に関する手続きを、代わりに正確に行う」ことを仕事にしています。
例えば、「相続手続き」を行う場合は、以下の流れで業務を進めていきます。

司法書士は、まず相続人の確定を、市区町村役場で戸籍を取得し行います。次に、資産がどこにどれだけあるのか調査を行います。実際に故人の全ての資産状況を把握しているケースは少ないため、相談者の委任により正確な資産情報を確認します。
その後、遺産分割協議書(相続人間での財産分割を確定させる)を作成し、名義変更手続きを行い司法書士の手続きは完了となります。別途、相続税の税務申告が必要な場合は税理士の業務となり、また不動産売却を行う場合は不動産会社が対応を行っていきます。
ここで、相談者にとって大きな弊害となるのは、相続という1つの手続きであっても複数の専門家が必要になってしまうことです。これが、「どの専門家にどのような業務を相談できるのかよくわからない」という疑問に繋がってきていると思います。
「司法書士ができる業務のみ」を切り取り、相談者の支援を行ってしまっているという実情はまだまだ多く、それは「どこに相談すれば良いかわからない」という相談者の不安にも繋がっていると思います。
THELEGALグループは、司法書士ができる業務のみに限定せず、「ひとまずTHELEGALに相談すれば、全て解決できる」という体制を整備し、ご相談者の本質的な課題解決に務めております。
今回は司法書士が行っている業務について一般的な視点で解説させていただきました。次回は弊所の取り組みについてもご紹介させていただきます。